僕の関西紀行 @ゆにわの里 編 3つの点が線で結ばれ循環するビジネス!
僕の関西紀行。
コンテンツが濃すぎて時間かかりましたwww
ゆにわの里を訪ねて三千里w
大阪は本当何年ぶりだろうかというくらい久しぶりでした。
しかも、今回は堺市という郊外へ初めて伺いました。
大阪というと西エリア最大の大都市!というイメージしかなく
まさか田んぼや畑が沢山なんていうのは思いもしませんでしたw
堺市。大阪中心から急行に乗れば15分程で行ける中々便の良いところで
行き先の栂・美木多もさらに10分程行ったところでした。
(泉ヶ丘でも行けましたねw)
しかし、駅に降り立つとこの辺りは丘陵地なので行く先は見えない状態だったので
徒歩は断念。タクシーで近くまで行くことにしました。
とりあえずは、泉田中北交差点が目印だったのでそこを目指します。
実家のある金沢と同じような郊外の田園風景が広がります。
さあ、交差点に降り立ったものの
まったく看板もない目的地を探して歩きますw
ここだろうと思って歩いて行った先には雑木林しかなく
あれれ???w
困り果てていると、用水の掃除をしていた地元のおじさんを見つけ尋ねてみました。
そしたら「ああ〜、寺田くんの所でしょ!だったらあの丘の辺りだよ」と教えてくれました。
ホント、感謝です。
でも、500メートル以上も先の丘の辺りを指差してもらいましたが、
ほんまかいな?と思うほどの道無き道をあるいてw(田んぼの畦道や草むらを掻き分け)
ゆにわの里らしき所までなんとか…
すると、ガレージの中に居ました!寺田さん。
寺田さんはこの写真には写っていませんw
良かった〜 と安堵の瞬間でした(爆
簡単に自己紹介をし
それから、30〜40分程
何故ここを訪ねてきたのか?何をしたいのか??などを語り。
寺田さんの貴重な経験やアドバイスを聞く事が出来ました。
寺田さんは不耕起、自然農で有名な故・岩澤信夫さんを師事した
不耕起栽培の第8期受講生だったようです。
岩澤信夫著:生きもの豊かな自然耕
寺田さんは、その当時学校の先生をやってたそうです。
なので、教え方はロジカルで分かりやすかったです(^^)
見せていただいた種子は全てここで採取したもので、
キラー種といわれるものではないホンモノの種でした。
これは大根の種です!初めて見ましたw
これはレタス。
これは人参です。
どれも、種で見るのは初めてのものばかりですw
実家が百姓やってても知らないものは知らない。小さい頃は食べるだけでしたからね〜www
今、種は大変に貴重なもので野菜の種がたった10粒程で300円とか500円で売られている時代です。
300粒以上もあれば1万円は軽く超えます!
分かる人には分かる
大体、この瓶の中の価値はどれも1万円程しますw
しかも、キラー種の種は自分たちで採取しても2回目の発芽はしませんので、
また新しく種を買わなければなりません。
これも大きな利権となっています(世界的種子メーカー”モンサント”の策略です)
なので、ここでは貴重なホンモノの種が何種類も大切に保存されていました。
小麦の種 勿論、手間暇かけた有機の麦です!
これでビール醸したら美味しいだろうな〜♪
ゆにわの里と言えば
この発酵堆肥を語らずにはいられません!w
主に檜を材料としています。(一部、杉からも取っているそうです)
この発酵堆肥がなんとも素晴らしい素材で、
使い方は簡単。
農地に撒くだけです!
土にすき込む事はしなくて大丈夫。厚さ3センチ程表土に敷き詰めるだけです。
すると、土中の微生物が元気になり。
おが屑が徐々に土へと帰っていきます。
おが屑が微生物により土に帰った状態です。
土中の環境が良くなる事で多収穫が見込めるようになります。
ハウスの床一面を覆うほどに育つメロン達!?w
たわわに実ったメロン!
トマトも負けていません!!w
自然な甘さ!ジューシーでした(^^)
バジルも元気!ズッキーニがなっているの初めて見ました。おばけのような大きさのズッキーニもあり吃驚!!w
2棟あるハウスはどれも野菜いっぱい元気いっぱいでしたね〜
気になったのはバッタや蝶、クモやカエルが所狭しと飛び跳ねていました。
農薬を使わないので彼ら益虫の働きも見逃せません!
このカエルとバッタは沢山いましたね〜
通常、農薬や化成肥料を使う土壌はアルカリ土壌となっており
発酵とは真逆の腐敗土壌となります。
腐敗した土壌は害虫や病原菌の温床となります。
僕が一押しの乳酸菌や、このおが屑発酵堆肥を農地に撒くと
土壌が適度に酸性になる為、腐敗菌がいなくなり病害虫を防ぐ事が出来ます。
特におが屑の発酵堆肥のメカニズムは既存の農業の考え方を覆します!
中でも肥料の三要素と言われる窒素・リン酸・カリウムは
農業には必要不可欠と言われていますが、
この肥料の三要素の視点でみると、この檜おが屑の発酵堆肥はが野菜類にとって有用な肥料になり得るとは考えにくいのです。
実際、農学部の先生に発酵したおが屑を検査してもらっても良い数値は出なかったそうで、何故これを農地に撒くと多収穫が見込めるのか?理解に苦しむと言われたそうですw
人間の叡智が及ばないところで、この発酵堆肥は農地に良い影響をもたらしているという事です。
寺田さんが言うには、山の中のシステムと同じだという事をおっしゃってくれました。
山の中には樹齢100年を越す200年とか500年とかの大木が幾つもありますが、
これらは土を耕す事もせず、人工的な肥料を与えたわけでもなく、大木みずからの枝葉が落ち、それが朽ちて、土に帰り、それが大木に必要な養分となって山々の自然の循環システムを担っている。
要は畑の中も同じ事で、自らの枝葉は切って持ち出さず、そこの土に戻す事で大切な養分となる。
なるほど、農業とは農地からその恵みを収奪する事と教わりましたが、
受け取るものは実だけで、それ以外のものは全て戻す事が大切であるという事なのです。
そのサイクルを更に活性化してくれるのがこの発酵堆肥という事になります!
しかも、衰退する農業、林業が見事に結ばれ、もう一つ別の分野に生かされています。
それが酵素浴というビジネスです。
寺田さんに無理を言って、梅田にあるお店に行かせてもらいました。
本来であれば男性の利用は禁止のルールなのですが、
営業終了間際の時間帯に特別に入れてもらう事が出来ました。
そして、このお店で使用され、処分されるおが屑が発酵堆肥になっているという事実!
実に素晴らしい!!
林業・サービス業・農業がひとつの輪になってビジネスを構築していく。
しかも循環型のビジネスモデルです。
これは僕の理想とする考え方です。
実に良い!僕もやりた〜いw >>> いや、真剣に考えています(^^)
このような楽しい会話の中に、
今日の日取りが実に最高の日取りだという事を寺田さんがおっしゃってくれました。
天赦日とは大安よりも素晴らしいとされる年に数日しかない大吉方日とされています。
しかも、この"ゆにわの里"は伊勢神宮の内宮から真西の直線上にある國神社のある地だとか。
ゆにわの里の裏手の公園墓地の中にひっそりとある國神社。
その國神社の真北の直線上大阪市内に由緒ある神社があります。<<<名前を失念しましたw
個々の神社を直線で結ぶと白鳥座と同じ図形になるそうです。
大昔の人はこの事を分かって神社を建てたのでしょうか?
あまりにもスケールが壮大です!
この日にこの地に招かれたのは僕にとっても良い事なのだと実感しました。
来年は寺田さんの作る酒米でお酒を作るそうです。
堺のお酒は実は歴史も古く、
銘醸地として名を馳せていました。
最後に寺田さんがお世話をしている田畑をみせていただき
改めてこの地が素晴らしい農作物を作れる理想的な場所だと思いました(^^)
古代米を作っている田んぼに謎の生き物がいたのには吃驚でしたがw
豊かな生態系がそこにはあるんだなぁと感慨に耽っていました。
発明家でもある寺田さん考案の除草ロボット楽丸くん!
エンジン部分を見せていただきました。
寺田さん本当にありがとうございましたm_ _m
あと、スイカめっちゃ甘くて美味しかったです♪
また伺うのが楽しみです♪