羊 飯

Hops125というお店をやっているグロさんの羊飯ブログです。大好きなひつじ肉やビール、ワインの事も書きますが、飲食人ブロガーとして日々の雑感、健康、乳酸菌などの情報を載せていきます。個人的にはブログは必須だと思ってます。ブログを運営し自分がありたい未来を描きたいですね(^^)

本来農業とは農地を収奪する事だが、乳酸菌はその収奪を補い余りある収穫をもたらす秘技である!

うちの実家は代々続く農業の家系だった。

 

時代の移り変わりと共に農業だけでは難しい時代となった。

 

うちの親父の世代に、

兼業農家として農業と鉄鋼加工製造業を営んでいた。

 

 

多くの専業農家が農業を放棄する時代ではあるが、

また新しく農業を始める人達もいるという時代でもある。

 

 

僕は農業というものを通して(媒介として)

人間の生きる本質とは何かにとても興味がある。

 

 

僕らが抱える様々な問題は、(特に健康の問題は農業と全く同じ類としている)

実は農業というものに直結している事が多いという事に気付き始めたからです。

 

今、実証実験中でもある乳酸菌を使ったアプローチもそのひとつであり、

更に一歩踏み込んだ取り組みを近い将来やってみたいと考えている。

 

 

ここに飯山一郎先生の奥義の一部である農業の秘技の一部を転載しておこうと思う。

非常に複雑に物事を分かりづらく説く人は多いが、

飯山一郎先生の解釈は非常に単純で明快なものが多い!

 

本来、農業はシンプルに考え、作業に移す事が一番重要で有り。

農作物の成長をつぶさに観察し、時には機転を利かせて手助けしてやる。

でも、基本は大いなる自然の力に任せる事が一番良い結果を生む事になると思う。

 

この自然の機序なるものを深く理解する事で自然の力に委ねることが出来るようになるのだと考えています。

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もっと、豊かになれる農業は十分に可能なのです。

 

以下に貴重なコメントを記載します。

正に生きた智慧とでも云うべき内容です。

 

 

放知技より引用(一部、堺のおっさんのコメントも引用してます。)

 *以下の文章内の農地を自分の体内の腸に置き換えて読み返すとなるほど!となります。

867:飯山一郎 : 

2016/03/24 (Thu) 10:00:51

 host:*.ocn.ne.jp 【農業の秘技】

農地は,古来から都市から出る廃棄物(糞尿や生ごみ)の捨て場だった。

化成肥料も化学肥料も,大元は武器弾薬の原料の廃棄物から作られた。

こうして農地には,古来から,大量の有機性廃棄物が棄てられてきた。

日本最大の農耕地である関東平野も,江戸百万人の糞尿の捨て場だった。

しかし江戸人の知恵で,江戸百万人の糞尿は発酵肥料に変えられた。

この発酵肥料が「黒ボク層」となり,関東平野は豊かな農地に変わった。

だから,農地に有機肥料も入れない!という考え方は…,良くない!



891:飯山一郎 : 

2016/03/24 (Thu) 21:00:32

 host:*.ocn.ne.jp 【農業の秘技】

農業は,農地を収奪することで成り立つ。

農作物は,じつは,有機物と無機物(ミネラル)の塊(かたまり)で…,
農作物の収穫と出荷とは,農地にあった有機物と無機物(ミネラル)を
他の場所に持っていてしまうことを意味する。

自然界は,樹草木の葉や茎や幹がその場で循環しており,また降雨
によって上流から養分やミネラル分が運ばれてくる。

しかし,農地は収穫と出荷によって忌地(イヤチ)現象や連作障害が
起きやすい。

連作障害の原因を理論的・実践的に正確に把握し,認識している農家
は少ない。

『農業の秘技』は,この連作障害を絶対に起こさせない理論と技術の
習得が先ず第一歩となる。

つづく。
 
856:堺のおっさん : 

2016/03/24 (Thu) 03:08:22

 host:*.ocn.ne.jp まあ、立て板の水のごとき流れの速さよ。前スレの約2倍の速さです。

文殊菩薩
>無農薬栽培の大前提としてあるのが、肥料堆肥を一切入れないという事。

農薬の歴史は肥料の歴史と対と言ってもいい。多収をもくろみ、肥料を入れる。
今度は、なぜか「害虫」が発生。駆除するための農薬が発展。

害虫の多くは植物が硝酸態窒素を分解しきれずに残留するほどつきやすい。
また、硝酸態窒素は糖度と反比例し、多ければまずい。
日持ちも硝酸態窒素が多いほど悪い。

だから肥料はもちろん、堆肥も入れないことが無農薬栽培の前提。
であると、ここまではすでに分かっていること。

そうなると、乳酸菌農業は、「乳酸菌発酵した肥料をまく」という理解が
少し違うのではないかという疑問がわきます。

しかし、乳酸菌農業の結果は報告を見る限り良好です。

ということは、「乳酸菌発酵した肥料」の正体は我々がイメージするところの
有機肥料」ではなく、大量の乳酸菌により土中微生物を改善してゆく、
「土壌改良剤」のイメージに近いのではないかと思うのです。

外見的にすぐわかる特徴として、窒素過多ではない植物は色が薄緑。
肥料たっぷりの植物は濃緑色。そして、確かに色の薄い植物のほうが虫が付きにくい。

だから、目指すのは「無肥料農業」であって、「無農薬農業」ではない。
乳酸菌農業も「無肥料農業」である。害虫による被害はゼロではないと思うが
少しは、「おすそ分け」でもいいのではないか。

飯山御大、この理解はいかがでしょうか。
 
 
950:飯山一郎 : 

2016/03/27 (Sun) 16:02:19

 host:*.ocn.ne.jp 【農業の秘技】

農業の最大難問は「連作障害」であり,この原因と対策を理論的・実践的に
成功させている農業者は少ない。分かっている学者はもっと少ないwww

しかし今回,明快に明解するが…,「連作障害」の原因は,一つしかない!

その一つとは,土壌中の病原性フザリウム(カビや菌類の総称)が産生する
マイコトキシン毒素である。

マイコトキシン毒素とは,カビや菌類の二次代謝産物として産生される毒の
総称で,ヒトや家畜や農作物などに対して 急性または慢性の生理的あるいは
病理的障害を与える物質のことだ。

同一農地に,たとえばトマトやナスを栽培し続けると,その作物だけを狙い,
その作物の毛細根を食するフザリウムだけが優勢になり,他の土壌菌は衰退
してゆく…。これが連作障害なのである!

もし! 病原性フザリウムの増殖を完全に抑制できる『技術と素材』があれば,
「連作障害」はピタリ!と止まる。

「連作障害」に顕著に弱いブロッコリーの「1年に三連作!」は,絶対不可能と
されたが,特定の『技術と素材』があれば,ピタリ!と止まる。

このことによって↑「連作障害」の原因がフザリウムであって,フザリウムだけ!
というコトが証明されるワケであるが…。

ともかく,「連作障害」の原因は,フザリウムだけ! なのである。

つづく。 
 
5:飯山一郎 : 

2016/03/28 (Mon) 22:10:30

 host:*.ocn.ne.jp .
【農業の秘技】  「連作障害に関する従来の原因論批判 (1)」

従来,連作障害の原因説明は,アレロパシーなる化学物質(アレロケミカル)で
説明された。間違いである。

アレロパシー(Allelopathy)とは、ある植物が他の植物の生長を抑え,時には
衰弱させる物質(アレロケミカル)を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだ
り、あるいは引き寄せたりする効果の総称だ。

身近な植物で最も猛毒性のアレロケミカルを産出するのはセイタカアワダチソウで,
根から「シスデヒドロマトリカリアエステル」という毒素を出す。

ところで…,
生存競争が激しい熱帯・亜熱帯の植物は,日本では観葉植物に多いが,他の植物を
衰弱させる強力・猛毒のアレロケミカルを出す。

たとえば「クワーズイモ(アロカシア)」などの熱帯性の観葉植物を鉢植えにして
育てると,自分が出す毒素で自分がヤラれてしまう。

そのため,2~3日に一回は水を充分にジャージャー与えて,鉢のなかの毒素を洗い
流してやる必要がある。

だっから観葉植物の鉢は,上部5センチ部分には土がない。この鉢の上部空間は,
水を大量に与えて鉢内を洗い流すための空間なのだ。

いっぽう,日本や中国の盆栽鉢は,上部に空間がなく,土が盛り上がっている。
大量の水で鉢内を洗い流す必要がないからである。


20:飯山一郎 : 

2016/03/28 (Mon) 23:32:13

 host:*.ocn.ne.jp      .
【農業の秘技】 「連作障害に関する従来の原因論批判 (2)」

今回は先ず,トリビア(雑学)を勝手に披露するが…

檜(ヒノキ)が出す毒素はヒノキチオールという殺菌剤だ。
この毒素でヒノキは,他の植物や菌類から自分がヤラれるのを防ぐ。

だが,杉は,一切まったく毒素を出さない。どんな病原菌もいらっしゃい!
というポリシーで生きている。

じゃあ,何故にスギは,他の病原菌に食われないのか? その秘密は,杉を
構成する植物繊維(セルロースとリグニン)にある。

スギは,セルロースとリグニンが複雑堅固にカラまりあって,いわば長大で
堅固な超高分子構造になっているので,どんな微生物や菌類も食えないのだ。

人間で言えば…,でっかい肉の塊(かたまり)は,大きくて食えない。

これと同じで,スギのセルロースとリグニンが複雑堅固にカラまりあった
大きな構造体は,どんな微生物・バクテリアも食えないのだ。

しかし,スギのセルロースとリグニンが複雑堅固にカラまりあった大きな
構造体は,色々様々な微生物・バクテリアにとっては,寝床・棲息場所と
しては快適な木造住宅のようなものなので,色々様々な微生物・バクテリア
が集まってきて,競合し,殺しあうので,一種類の微生物だけが優勢になる
ということはない。

このスギの木の性質を利用した素材が,ワシが発明した「ジーラ剤」という
製品で,この「ジーラ剤」の中には驚くほど多種多様な微生物が大繁殖する。

たとえば,この『ジーラ剤』の層をつくり,水を流して濾過すると…,
放射性物質をはじめ,あらゆる汚染物質がろ過され,最後は多種多用な微生物
が,その汚染物質を全~部食って(生分解)してしまう!
 
 
97:飯山一郎 : 

2016/03/30 (Wed) 22:50:37

 host:*.ocn.ne.jp .
【農業の秘技】  「連作障害に関する従来の原因論批判 (3)」

前回,大量のバクテリア集めるというスギの特性の話をした。

連作障害の原因は,土壌の中で単一の微生物(フザリウム)だけが優勢になること
が原因!という飯山説から言っても,スギの木には連作障害が発生しない。

ただし,日本の営林局の官僚が行ってきた造林は,スギならスギだけを密植するので,
日本のスギ山は植生が貧相で,雑木が育たないので,様々な生命があふれる生きた山
にはならない。死んだ山である。E~山ではない。

昔から,「野中の一本杉」は,まわりに様々な樹草木を豊かに育ててきた。
春日八郎が♪別れの一本杉♪を歌った頃の日本は,そこいら中に「一本杉」「三本杉」
が散在して豊かな自然をつくっていた。

本来,スギとはそういう樹木なのである。密集・密植する樹木ではないのだ。

熊本の山林王・平野虎丸翁は,ワシの親友であるが,「植えない植林」という考え方で
ご自分の広大な山々で,スギと雑木を共存させている。実に豊かな自然が,ある。

おっと! 連作障害の話だったな。たしか。

で,連作障害に弱いトマトやナスやブロッコリーは毒素(アレロケミカル)は出さない。

トマトやナスやブロッコリーを,小鉢で栽培しても,南国のクワズイモみたいに毒素を
出して枯れてしまうことはない。毒素を出さないからだ。

だっから…,
トマトやナスやブロッコリーの連作障害をアレロパシーなる化学物質(アレロケミカル)
で説明するのは,間違い!

ワシの『フザリウム説』が正しい。
 
 
171:飯山一郎 : 

2016/04/01 (Fri) 23:23:20

 host:*.ocn.ne.jp .
【農業の秘技】  「連作障害に関する従来の原因論批判 (4)」

群馬のコンニャク芋,高知の生姜,淡路島の玉ねぎ,鹿児島の甘藷イモ…,
その地域の特産品が深刻な連作障害で悩んでいる。

対策として,連作障害の原因菌=土壌病原菌(フザリウム)を全滅させようと,
クロール・ピクリンやドロクロールなどの土壌燻蒸剤(猛毒ガス,CCl3NO2)を
農地に打ちまくって「消毒」をしてきたが…,人間がヤラれる例が多い。

鹿児島の甘藷イモで説明すると…,
連作障害の原因菌=フザリウムは,「ムラサキモンパ」と呼ばれるカビ菌だ。
これが,農地の土壌中にはびこり,このカビ菌をエサとする線虫が大繁殖して,
たわわに実った甘藷イモを一晩でスカスカにしてしまう。

この「ムラサキモンパ」を絶滅させよう!と,農家はクロール・ピクリンを農地に
打ちまくるが…,猛毒農薬の猛毒ガスは地表下20センチまでしか効かない。

「ムラサキモンパ」の親玉菌は,地下60センチあたりに棲みついているので,
「クロール・ピクリン」のガスが蒸発してしまうと,地表に上がってくる。

そうして,クロール・ピクリンで他の土壌菌,天敵菌が全滅して無菌状態なの
で,「ムラサキモンパ」だけが大繁殖!となる。

「消毒」というのは,えてして重要な天敵菌を全滅させて無菌状態にするので,
あとから黄色ブドウ球菌をはじめとする病原菌だけが優勢になる場合が多い。

病院では手術室などを中心に徹底消毒! 患者の身体も抗菌剤で徹底消毒!

この「消毒思想」は,近代・現代臨床医学の根本にあるのだが…,大間違い!
 
 
694:飯山一郎 : 

2016/04/16 (Sat) 18:20:27

 host:*.ocn.ne.jp 【農業の秘技】

前回の末尾の3行は…↓
>>アオムシはキャベツやブロッコリーを食いますがある一定以上は食いません。
>これが↑どれほど“真の農業の本質”を突いている言葉なのか?!
>次回に書く。

「アオムシはキャベツやブロッコリーを食いますがある一定以上は食いません!」と,
わっぱ氏は書いた。

問題は…,
 1.アオムシは,キャベツやブロッコリーのどの部分を食い…
 2.どの部分を食わなかったか?

   ↑ これだ!!

正解を言うと…,アオムシは「病的な弱い部分」を食い,「健康な部分は食わない!」
ということだ。

これは,人間も家畜もペットも,み~んな同じだ。

身体に「病的な弱い部分」があると,その部分を病原菌や病原性ウィルスが襲う!
ということだ。

わっぱ氏の畑のキャベツやブロッコリーについて言うと…,
 1.「病的な弱い部分」だけをアオムシは食って…,
 2.健康な部分は食わなかった!
ということだ。

だっから,健康な農作物をつくれば,モンシロチョウが飛んできて,卵を産み付けて,
卵が孵化してアオムシになって,キャベツの葉を食い始めても…

わっぱ氏は慌てず騒がず,農薬!なんてことも考えず,平然と見ていた!

そうなのだ。健康な農作物をつくれば,農薬なんぞは要らない!と。

農薬を使い出すと,作物はドンドン弱くなって,病的になって…,この病弱が害虫を
呼んでしまい,病原性ウイルスも大繁殖する。

こうなると↑さらに強い農薬が必要になる。これがニッポンの『毒薬農業』の実態だ。

つづく。
 
255:飯山一郎 : 

2016/05/02 (Mon) 17:37:21

 host:59.106.214.106 .
【農業の秘技】

人間も農作物も同じで,病理・病気・疾病の全ての原因は,「腐敗」 から始まる。

だから,「腐敗」の原因である腐敗菌を追放すれば,すべてが上手くいく。

それで,腐敗菌の追放。 これは簡単だ。

人間は乳酸菌液や豆乳ヨーグルトを摂取する。農地には乳酸菌液を散布するだけ。

以上が,前回までの話。

さて…,ワシは,この10年間に数百件以上の農家に,乳酸菌の簡単な培養方法を
教えてきた。

それを簡単に書く。

500リットルのポリタンクに,玄米20kg,粗糖蜜10kg,粗塩5kg,水500リットルを
入れて,よく撹拌して温所に置くと,3~4日で,pH3.8ぐらいの乳酸菌液が出来る。

その乳酸菌液を,1反(1000平米)当たり,250Lほど散布する。

ポリタンクに,水250L,粗糖蜜5kg(2%),粗塩2.5kg=1%)を入れて,良く撹拌して
放置すると…,今度は次の日には乳酸菌液が出来上がり…,250Lが散布可能。

以上の作業だけで,毎日1反歩の農地が発酵化土壌に変わってゆくのだ。

発酵化した農地で農作物をつくった農家は,必ず!みなホクホク顔になる!

(中国・広州市にて,飯山一郎)

つづく。