京都の坂ノ途中自社畑"やまのあいだファーム"訪問してきました(^^)
当店でも取り扱いを始めた自然栽培のお野菜たち。
昨年から来たいと思ってた、京都にある坂ノ途中さんの自社畑”やまのあいだファーム”。
ようやっと来れました。
この日は底冷えのする寒い日中。
忙しい合間にアポを取っておいた畑の面倒を見ている山崎茜さんと近所のコンビニで待ち合わせ、車で数分のところにある自社畑へ... 特に看板も何もありませんが、僕が見てきたその他の畑とは趣が全く違いますね。
有機栽培や自然栽培・バイオダイナミックなどの畑や田んぼは色々と見てきましたが
やはりここもまた違いますな〜
農家さんの数だけ、やり方・考え方があるんです♪ とのこと。
この人がやまのあいだファームを案内してくれた山崎茜さん♪
もうここで働き始めて4年が経つそうです。
農業やいきものが好き!というその顔には素朴な笑顔がありました。
ホントに好きなんやな〜と感心。
それぞれの畑は土をブロック状に切り出し、
それを積み上げたもの。
棺桶のような形に造成します。
ここに雑草類の茎や山の落ち葉などを敷き詰めます。
最後は、土をかぶせて出来上がり!
土の下には適度な空気の隙間が出来るため、微生物たちの格好の住処となるそうです。
良い土壌にはよい微生物たちが豊富でないとね(^^)v
この畝が自然のいきものイッパイになるには3年程かかるとの事です。
約2反あるという田んぼを全て手作業で自然栽培の畝に造り変えます。
完成は春頃らしい...
実際、3年以上経った畝には
聖護院大根、水菜、赤レタスなどが植えられている中に、自然と生えてきたネイティヴのクレソンのような葉も育っていましたが、自然栽培なので雑草類と共に元気に生えていました。
クレソンのような味わい♪ うまい!
水菜は丸い株でしたね〜。長細くなるのはハウス栽培物だからだそうです。
赤いレタス!収穫はまだもう少し先。
無農薬・無施肥・水やりもなし(さすがに夏場は水路から水を引くそうです)・雑草も基本抜かない…
裏手の山から流れてくる清らかな水。
畑は色々な色彩に彩られて美しい〜(^^)
自然と寄り添いながら農業を営む!
なるほどね。こりゃナウシカの世界だなぁと感じましたw
すぐそばは山なので、そこに行って落ち葉などを拾い集め
周辺に生えている雑草の茎などと一緒に堆肥にするそうです。
ビニール袋の中は落ち葉。
色鮮やかなクローバーが自然と自生しています。
こいつは意外と厄介!ギシギシというそうです。
自然と自生している蓬。
土壌には植物性乳酸菌類も豊富なのでしょう!
出来れば、畑にかぶさっているこの白い布も使いたくはないとのこと。
うまく雑草などの茎で自然のカバーを作れればいいと思っているようです。
畝の表土が乾きにくくなり、天然の保湿と保温になります。
畑は3〜4年を経てようやく雑草類やコケ類が生い茂り、そこに昆虫やカエルなどが住みつき自然の生態系が生まれつつあるようです。
まだまだ収穫は不安定なんですよ〜と言いながらも
山崎さんの言葉からは自然のゆったりとしたリズムを大切にあせらずじっくりとやり、
100年先、続く農業を!という信念を感じました。
ますます、応援したくなったのは言うまでもないでしょう!
取れ立ての葉っぱ(名前忘れましたw)
苦味が少なく食べやすい!小松菜のような味わいでしたが、湯がかなくてもそのままサラダでもいけそうです♪
安心で安全、
美味しい野菜たちをいつもありがとうございますm_ _m
僕たちがやる吉祥寺で始まる循環型農業に是非生かしたいものです!